テキストをご利用いただいている方々の声1

「新自分デザインブックⅠ」、「キャリアは常にそこがスタート」など、弊社のテキストをご利用頂いている、先生方の声、そして、企業人事担当の方の声をご紹介いたします。

「新自分デザイン・ブックⅠ」ご利用の先生の声

「新自分デザイン・ブックⅠ」に出会って

                         宮川先生(T大、K大講師)

「新自分デザイン・ブックⅠ」は各章にテーマ設定があり、明確な意図と深い意味で構成されている。さらに1章から14章に向かう過程で、学生一人ひとりが自分自身のキャリアを探す旅人になる。

『私は誰?』『どこに向かっているの?』『どうなりたいの?』を自問自答しながら、個人やペア、グループでの体験を通して、生きる・働く人生を考えるプロセスが十分に体験できる内容になっている。

答えは1つではない! から始まり、考えることの重要性を学ぶとともに、考える楽しさを知り、自己決定・自己責任のもと、自分らしい生き方の脚本(あらすじ)を作り上げる。社会に出るための準備が着々と整っていくプロセスになっているテキストと言える。

約4カ月14回という長いようで短い時間の中で、教室内では小さな変化がボツボツと表れた。最初は隣の人とでさえ話すのを怖がっていた学生が、途中からは挙手して発言するようになる。前に出てマイクを持って発言することだってできるようになった。

個人差はあるものの、「失敗してもOK!」という授業の大前提がしみわたり、これまでの枠が取り払われる。勇気を出してやってみよう、という気持ちになると、自分に○(マル)を付けることができ、自然と自己肯定感も生まれてくる。こんなプロセスが踏めるのもこのテキストならではでないだろうか。

「新自分デザイン・ブックⅠ」を長らく利用して思うこと

                            植田先生(R大講師)

見た目は優しそうに見えるテキストなのに、やればやるほど奥が深いと思います。

初年時向けだけでなく、上級生でも十分に活用できる、目的・目標を考える項目などの幅広さを感じます。

私自身は、8章で学生の学びの可能性を広げられるところと、10章で自分を見つめながら社会に目を向けることの大切さを伝える部分がとても好きです。

8章を終えたあとの学生の振り返りシートでは、「学ぶ意義を考えたり、つながりを意識すれば可能性が広がる」、といったコメントを送ってきます。

10章の感想では、「自分がいかに社会を知らなかったか、もっと知っていこう」、という意欲の感想が見られ、こういったことを知らないまま学年が上がっていくと、いざ社会にでようとするときに、どうすればいいのか迷ってしまうのだろうと思います。

 毎年教えているのに、毎年考えさせられているように感じます。

テキストを前に、一番学びを得ているのは学生よりも私自身かもしれません。

「新自分デザイン・ブックⅠ」を使用して感じること

                            柳生先生(R大講師)

『新自分デザイン・ブックⅠ』で授業を行う時、毎年度、毎クラス、いつもワクワクした新しい気持ちで臨んでいます。

 というのは、このテキストは「教える」のではなく、学生自身が「気づき、感じる」ためのテキストなので、毎回、「今日はどんな考えに触れられるかな。どんな気づきを得てくれるかな。」と楽しみでならないからです。

テキストは、個人ワークとグループワークを中心として、学生自身が内省できる設問から成っているので、何か一つの回答に導くのではなく、学生の数だけ答が出てきます。

そのたくさんの答えをグループやクラスで共有することで、刺激を受けたり、各自の視野を広げたりする効果もあり、より等身大の自分に気づくことができると思います。 

 このテキストの素晴らしいところは、就活向けスキルを獲得するノウハウ本ではなく、本当の意味で自分のキャリアを開発していくために何が必要なのか、を考えるためのエッセンスがたくさん詰まっているところだと思います。

 特に、「自分は何者なのか、何が好きで何が大事でどこに向かいたいのか」、を自分に問いかけて自身の内的キャリアを確立していけるところは、キャリア教育の根幹をなす部分であり、それが確立されていくことで、どんなところでもその人らしく、納得のいく人生を歩んでいけるようになるのではないかと感じています。

 授業を受けたある男子学生の感想を紹介します。

「受験に失敗してこの大学に来たが、これまで志望校に入るためだけに勉強に取り組んできたので、失敗して何の希望もやりたい事もなかった。

でも、このキャリアの授業を通して知らない自分を知れたし、価値観や考え方が変わった。これからは、本当にしたいことに真剣に取り組み、努力していきたいと思う。」

この学生が感じてくれたように、しっかりと授業を受けて自分と向き合っていくことで、自ずと本当の自分に出会えるようになるヒントがたくさん詰まったテキストです。

講師は、学生がより多くの気づきを得られるように、話しやすい授業環境を作ったり、キャリア理論等を少しだけ加えてその気づきを後押しするくらいですが、学生と共に作っていく授業なので、学生にはもちろん、講師自身にもたくさんの学びがあり、とてもやりがいがあると感じています。

企業の人事担当の方からの声

『新自分デザイン・ブックⅠ』の授業を拝見して

              N氏(大手カー用品専門店 人事部キャリア支援担当部長)

1.大学初年次授業にお勧めしたい理由

第1章のタイトルにもあるように『高校時代に決別』できず、何となく大学生活が始まり、周りのペースに流されながら日々を過ごしてしまう学生が多いと思われます。そのような生活を続けているにもかかわらず、社会へ出る期限が迫り、不安感を持つことになる学生が多いのではないでしょうか。

民間企業に就職するのか?公務員になるのか?起業するのか?家業を継ぐのか?学者になるのか?一人ひとりキャリアの方向は違いますが、唯一言えることは「自分のキャリアは自分で決める」ことになることです。

そう考えると、大学生活の4年間は自分のキャリアをプランニングするのにとても大切な時間です。そのスタートで、迷いやつまずきを可能な限り無くすことができる、キャリアの授業の存在は望ましいと考えます。その授業に非常に適した教材が、この『新自分デザイン・ブックⅠ』であると確信しています。

大学のキャリアデザイン講座は、キャリアカウンセリングの資格を有する専門家が担うことが多いと思われますが、ただ理論を知っているだけでは、効果的な授業を行うことはできないと推測されます。キャリアを担当する講師は、“ティーチャー”ではなく“ファシリテーター”としての立場が求められ、決して理論の押し付けになってはいけません。

年月をかけて理論を授業の現場で繰り返し試行しながら、学生の実情に最も適した内容に転換していくことが必要です。

毎回の授業で盛り込まれているワークシートは、カウンセリングの理論を基礎としながらも非常によく考えられたツールになっており、先にテキストありきではないことがよく分かります。ぜひ、大学初年度におけるキャリアデザイン講座でこのテキストを活用されることをお勧めします。

2.授業参加している中での学生の変化

必ずしも授業に参加したすべての学生が劇的に変化することはありませんが、多くの学生が過去の教育や、大学の他の授業では得られなかった学びを得ていると感じました。そもそも他人と自分は違うのだということを授業の早い段階で気づくことにより、周りに流されることは自分の将来に良い結果をもたらさないと認識するようになります。

しかし、自分一人で考え決断し結果を出すことは困難であり、そこに多人数で共に学んでいくことが必要なのだと思います。

グループワークやペアワーク、仲間の前でのプレゼン、共同作業やグループ対抗戦など、様々なエッセンスの体験を通じて四苦八苦する学生の姿から、自己理解が深まり自己肯定感、自己有能感、自己効力感が育まれると同時に、協調性も備わっていく様子が伺われました。

また、ファシリテーターである講師と学生の距離が縮まり一体感も生まれていることを目の当たりにしました。

 

お客様からの声に関して

こちらのページでは、弊社のテキストをご利用いただいている先生方、学生の声の一部をご紹介いたしました。まだまだ多くの声が寄せられていますので、是非、一度テキストをご覧いただければと思います。

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